ウェブデザインについて

ウェブデザインについて学ぶにはまず、ホームページの作成から始めるのが基本です。ホームページは文章とその構造の集合体で、写真やイラストなどの画像を配置して装飾を行います。近年は、オンラインで簡単に作成できるサービスが充実しているので、誰でも簡単に始めることができます。

例えばテーマを切り替えることが可能なサービスだと、色やフォントといった違いから受ける印象の変化が学べます。色遣いや色調でどう見えるか、それを知り、覚える良い機会になるでしょう。また、フォントも選び方1つで堅苦しく感じられたり、逆に砕けた印象を与えたりします。いきなりウェブデザインといっても、ゼロから形にするのは大変ですから、最初はサンプルを参考に基本的な知識を頭に入れるのが先決です。レイアウトも印象や機能性に関わりますし、アイコンもテーマの方向性によって、かなり見た目が変わることになります。

外観は第一印象を決定づける重要な要素ですから、意味を考えながら色やフォントを決めたり、レイアウトできるようにデザイン基本原則を学びましょう。デザイン基本原則はレイアウトの近接や並び、色や画像のコントラスト、そして反復などが挙げられます。近接は人間の心理に関わるもので、ウェブデザインにおいては、近接するものを無意識にグループ化する人の心理を考慮する必要があります。

レイアウトで各要素を近づけ過ぎると、境界線が曖昧になって認識が難しくなりますから、適度に距離を離したり余白を設けるのが理想とされます。並びは整列ともいいますが、中央で揃えたり、左揃えや右揃えにすることです。配置がバラバラで揃っていないと、統一感がなくて完成度が低く見えますし、何より文字が読みにくくなるので注意です。コントラストは強調や直感に関わるデザイン基本原則で、強調したい部分に色やフォントの変更を加えると、その部分が直感的に伝わるようになります。反復はまとまりや一貫性に関わる原則で、並びにも関係するものですが、揃えて配置した方がスッキリと見えて、デザイン的に洗練された印象を与えます。

このように、ウェブデザインにもデザイン基本原則は当てはまりますし、意識しながらホームページを作成すると、完成度の高い作品に仕上がります。勿論、デザイン基本原則はあくまでも基本に留まりますから、応用も必要になってきます。まだまだ他にも頭に入れたり実践すべき知識や技術は沢山あります。