サイトを運営するに当たり、集客して人を集めるには正しいSEO対策を行うのが最も正しい成功法です。前提として当然の事ながらサイトのコンテンツをしっかりと整えるというコンテンツ戦略はありますが、その上で、有効なSEO対策がいくつかあるので見ていきます。

クローラビリティは、検索エンジンが世界中にあるサイトを機械のボットでクロールする際に、クロールしやすくする施策です。一つのサイトにはいくつかのページがあるので、メニューからしっかり導線を繋ぎ、できるだけサイトマップは設置すると、クローラビリティの優れたサイトになります。

インデキサビリティはインデックス、索引からのクロールをしやすくする施策です。これも検索エンジンのボットを意識したもので、サイト内のページをメニューからしっかり繋ぎ、どこからもリンクされていないページを作らない様にします。

アクセシビリティはサイトの中心となる情報に、いかに早くアクセス出来るかを意識した施策です。メインが間違いなくあるのに、その情報に辿り着くまで何回もクリックしなくてはならないサイトは、アクセシビリティの悪いサイトと言えるのです。

ランカビリティは検索エンジンに表示される順位を意識したもので、サイト内のページでどのページが上位に表示されているか、重要でないページが上位に表示されていたらそれを調整するやり方です。

クリッカビリティは閲覧ユーザーのサイト内での動きやすさを意識したもので、分かりやすいところではパンくずリストを付けてユーザーがページとページの動きを迷わせなくするような方法です。

こういったSEO対策を入れて行く事により、検索エンジンからの評価が上がり、ひいてはユーザーの閲覧のしやすさに繋がります。効果の程はSEOツール活用で判明するので、有名なところではサーチコンソールというツールで確認ができます。よろしくないリンク状態などは、サーチコンソールが定期的にチェックして助言をくれるのです。

テクニカル SEO対策|インデキサビリティ(Indexability)

インデックス とはサーチエンジンがサイトにアクセスした際に収集されるデータで、それを元に検索結果に反映されることから、アクセス向上のためにはインデキサビリティの確保が大切です。ユーザーがサーチエンジンを利用して検索を行った場合、インデックスが正しく機能していれば対象のページが検索結果に反映されてアクセスが可能になりますが、インデックスできてない場合にはそこに反映されることはなく、ユーザーとサイトがコンタクトできる貴重な機会を失います。

テクニカル SEO対策|インデキサビリティ(Indexability)

そのため、インデキサビリティの確保こそが、テクニカル SEOの中でも最も重要な要素を占めていると言えます。特に取り扱っているコンテンツが多岐にわたっている場合には構成が複雑になったり、フォルダの階層が深くなる傾向にあり、より正しくインデックスされることが必要です。インデックスの阻害要因となり得るのが、重複コンテンツ、正規化されていない、リダイレクトの不自然な転送の3点です。

もしもウエブ上に酷似したコンテンツが存在していれば重複コンテンツと判断され、インデックスが阻害されるほか、ページを正規化しなかった場合には別サイトと認識されてしまうことがあります。リダイレクトはサイト内のあるページから別のページへと転送が行われますが、例えば古い情報が残っている旧コンテンツから情報が最新に更新された新コンテンツへとリダイレクトするなら問題ありませんが、全く異なる内容のコンテンツにリダイレクトされた場合には不正と判断され、インデックスされることはありません。SEO対策でインデキサビリティの確保をすることによってこれらの3点の阻害要因が取り除かれ、サーチエンジンからサイトへの導線が確立されます。

テクニカル SEO対策|アクセシビリティ(Accessibility)

近年ではビジネスにおいて、ウェブの活用は必要不可欠とも言えるでしょう。ウェブサイトを制作するにあたり意識したいこととして、アクセシビリティと呼ばれるものがあります。そもそもアクセシビリティ とはどのようなものなのかと言うと、Webサイトの使いやすさに関わる考え方のことを指しています。高齢者や障害者だけではなく、ウェブを利用するすべての人がウェブ上の情報やサービス、機能を利用できる事と言えばわかりやすいでしょう。JISによりガイドラインが制定されていて、国や地域、言語が異なる場合でも、アクセシビリティが確保できるようになっています。ウェブページのデザインや見やすさはもちろんのこと、多様化するインターネットアクセスするデバイスからも同じようにアクセスしやすいなどの意味も含みます。

テクニカル SEO対策|アクセシビリティ(Accessibility)

ウェブアクセシビリティを向上させることにより、パフォーマンスを向上させることにもつながりますが、サーバーのパフォーマンスのためにどのようなことに留意してウェブを制作すれば良いのかを頭に入れておきましょう。まず最初に挙げられることとしては、色の問題が挙げられます。色覚障害者を想定した上で、コントラストを高くし、色に依存したデザインは避けましょう。文字は機種依存文字や半角カタカナを使用せず、漢字は他の文字に変更します。画像は音声読み上げブラウザに対応するため、代替テキストを蒸しましょう。ページサイズにおいては、それぞれのページを示すパンくずリストを表示します。それぞれのページに内容に応じた適切なタイトルをつけましょう。このようなウェブアクセシビリティーを向上させることにより、より多くのユーザがウェブサイトを利用できるようになります。多様化する利用環境に対応することができ、セキュリティ対応、SEO対策にも効果が期待できます。解析ツールやコンテンツの充実と構造の最適化によって、テクニカル SEOにつながります。

テクニカル SEO対策|ランカビリティ(Rankability)

SEO対策は、大きく内部施策と外部施策に分けられますが、内部施策の中でもWebサイトの内部構造を整えて検索エンジンへの情報提供を最適化する取り組みをテクニカル SEOと言います。また、テクニカルSEOにもクローラビリティやインデキサビリティなど様々な施策がありますが、ランカビリティ(Rankability)もその中のひとつです。

テクニカル SEO対策|ランカビリティ(Rankability)

ランカビリティとは、検索エンジンからの評価のされやすさを表すワードで、テクニカルSEOの基本を押さえた上で、さらに良いパフォーマンスを実現するために実施されます。検索順位上昇に必要な指標であるため、ランカビリティの成否は非常に重要となりますが、その代表的な取り組みとしてはリンクの獲得と関連性の最適化が挙げられます。

Webサイトのリンクは、大きく外部リンクと内部リンクに分けられますが、外部サイトからのリンクを多く獲得することで信頼性を高めることが可能です。特に、公的機関などの信頼性が高いサイトからの被リンクは、検索順位を押し上げる要因となります。また、内部リンクについては、Webサイト全体で整えていくことで各ページだけでなくサイト全体に検索エンジンからの評価を行き渡らせることが可能です。内部リンクを整えることは関連性の最適化にもつながる取り組みで、特に同じジャンルのページなど関連性が高いページを内部リンクで結びつけることで、検索エンジンからの評価が得られやすくなります。

なお、関連のあるコンテンツ同士をつなげて、各ページが整理されたサイト構造をコンテンツサイロと言います。コンテンツサイロは、各ページ単体で得られる順位上昇よりも大きな成果につながりやすいため、SEO対策の際はコンテンツサイロの構築を意識することが大切です。

テクニカル SEO対策|クリッカビリティ(Clickability)

クリッカビリティはテクニカル SEOにおける、ユーザーがクリックしてくれる仕組み作りにおいて重要で効果的な施策です。クリッカビリティのポイントは構造化データの実装で、具体的にはパンくずリストや商品情報、レビューにイベント情報などが挙げられます。いずれにしても、クリックできる仕組みをしっかりと考えること、そしてSEO対策に繋げていくことが大事です。

テクニカル SEO対策|クリッカビリティ(Clickability)

ユーザー目線でWebサイトの質向上、Webサイトを改善しようとすると、必然的にクリッカビリティに取り組む必要が出てきます。クリッカビリティは他にも、画像や動画といったサムネイルにこだわることもポイントとなります。テクニカル SEOにおいて、クリッカビリティは最後の手段ではありますが、しかし最後だからこそしっかりと手を抜かずに取り組む必要があります。

いかにしてユーザーにクリックしてもらえるようにするか、検索エンジンの存在を意識しながら、構造を含むWebサイトを改善する取り組みが不可欠でとなります。また、Webサイトの構造を整理してから、自信を持ってユーザーに見てもらえる段階で適切な情報を検索エンジンに提供する、そういう視点も重要です。パンくずリスト1つ取っても、ユーザー目線のWebサイトを改善するポイントですし、これが検索エンジンにWebサイトが評価される効果的なテクニカル SEOとなるわけです。

ユーザーが今どこにいるのか、ページのどこにどういった情報があるのか、それが直感的に即座に分かるWebサイトの構造やページの構成が望ましいです。構造が分かりやすくて情報にアクセスしやすいサイトこそが、Webサイトの質の高さと評価される時代なので、その意識と取り組みをすべきです。