新たにホームページやウェブサイトを制作するためには、通常HTMLやCSSといった専門知識が必要となりますが、これらの知識が持たない方におすすめなのがウェブサイトテンプレートです。ウェブサイトテンプレートは、文字通りウェブサイトの雛形のことで、HTMLやCSS、JavaScriptといったサイトのデザインやレイアウト、機能に関するファイルがセットになっています。テキストを書き換えたり画像を変更したりするだけでサイトを構築できるため、HTMLなどの専門知識を持たない初心者でも比較的簡単にサイトを制作することが可能です。
同じテンプレートを使っている外部サイトとの差別化が難しく、自由にカスタマイズするにはHTMLなどの専門知識が必要という側面はありますが、サイト制作を外部に委託する必要がなくなるため制作コストを抑えることもできます。加えて、作業自体はテキストの書き換えや画像の変更のみなので、短時間でサイト制作ができるというメリットもあります。
なお、現在ではフリーのものから有料のものまで様々なテンプレートが存在するため、どれを選択すべきか迷ってしまうケースも多いかと思いますが、そのような方はまず制作したいサイトのイメージに合ったものを探してみましょう。制作したいサイトのイメージと合っているものであれば、デザインやカラー、フォントなどを変更する手間が少なくなるので、効率的に作業を進めることが可能です。
また、ユーザーが読みやすく利用しやすいサイトが制作できるのかという点も重視しましょう。せっかく、サイトを制作してもユーザーに閲覧してもらえなければ意味が無いため、コンテンツが読みやすくページ移動などの利便性が高いものを選択することが大切です。
加えて、レスポンシブデザインに対応しているかどうかも重要な選定ポイントです。レスポンシブデザインとは、閲覧しているデバイスの画面に最適な表示方法へと自動的に切り替えてくれる技術のことを指します。現在はスマホでインターネットを利用する方の増加に伴って、パソコンだけでなくスマホでも閲覧しやすいサイト制作が求められているため、レスポンシブルデザインに対応しているか確認しておくことも重要です。
さらに、各テンプレートには利用規約が設けられており、商用利用が禁止されているものや別途料金が発生するもの、作成できるコンテンツの内容に制限が設けられているものもあるため、利用規約に触れることなくサイト制作できるのかも必ずチェックしておきましょう。
